東京だんだん句会 2019年11月24日(日)、石神井公園区民交流センター
この道も母と散歩と冬の朝 赤い実をかんざしにする沼の畔 ポインセチア聖書を開く時匂ふ 草虱今日はどこまで行ったやら 絵手紙の中も風吹く枯尾花 ライターの炎の匂ひ憂国忌 都鳥ぽんぽん船の隅田川 好き勝手生きて八十路や竹の春 枯葉舞ふ誰れが奏づるヴァイオリン 晩鐘の湖渡る雁の棹 子規庵や糸瓜の水を今もなほ 小春日やさゆらぎもせぬ竹林 枯菊を焚きゐる妻の背ナまろし 御堂筋濡れにし夜を桃青忌 くちびるに風触れてをり草の花 墨堤にしばし身を置く小六月 箸茶碗持って勤労感謝の日 山々の寝息聞こゆる小春かな |
洋 子 陽 子 嘉 江 芳 江 絵 万 風々子 タミ子 克 己 あつみ ちから 美知子 咲 子 武 彦 流 牧 眞登美 充 慶 たかし 潮 |