2015年11月例会より

例会

かるがも俳句会 平成27年11月19日(木)、石神井公園区民交流センター 




  • 逆転の球音高し秋の空
  • 熊谷 良子
  • 今までにない出来栄えの鰯煮る
  • 渡部 良子
  • 夕風が焚火の炭をゆり起こす
  • 宮田 敏子
  • 落葉踏む音の大小近づきぬ
  • 馬場 美智子
  • この部屋に何を探しに秋深し
  • 杉本 康子
  • 銀色に芒の揺れて夫は喜寿
  • 柴田 ミチ子
  • 買ひ足して双手ふさがる夕月夜
  • 野々村 桂
  • 高麗行けば火よりも赤し曼珠沙華
  • 伊賀 篤志
  • 秋霖に見つけし長着妣好み
  • 鈴木 芳江
  • 冬の虹仏も交へ一周忌
  • 原田 寿恵
  • 雲走り月走りをり枯野原
  • 堀江 康子
  • 茶の咲いて花袋書屋に吊ランプ
  • 国岡 博子
  • 一筋の煙野にあり冬はじめ
  • 今村 たかし



 猛暑に負けてとうとう「帯状疱疹」となり、目の痛みがまだ取れずに滅入っています。或る雑誌よりの抜粋なのですが、「爽やかな風が心の中を流れます。感謝しましょう。幸せ感が湧いてきたと思うこと。積極的な心で生きましょう。嫌なことはなるべく考えないように・・・其の内解決する事が多いのです。好きな事を夢と希望を持って行い、嫌な事は考えず、気分転換を行えばストレスは溜まりません。明るく楽しく生活しましょう。貴女は一日何回笑いますか!!」を心がけてみようと思います。心の和む俳句でも口ずさんで見ましょう。(寿恵)
古池や蛙飛び込む水の音       芭蕉
よろこべばしきりに落つる木の実かな 風生