23 12月

2017年12月例会より

かるがも俳句会 平成29年12月21日(水)、石神井公園区民交流センター


落葉積む数多の虫を眠らせて

艶やかにこんにやく揺れて針供養

もういつぺん子に戻りたき聖夜かな
      
塩あまき妻が生家のむかご飯

南天の実のみ赤きに父母の墓

川涸るるところどころに初氷

稲荷寿司残りは一個紅葉狩

咳きこむ子寄りそふ母を包む闇

テレビレコーダーの容量空けて年用意 

ラジオからテロの速報日向ぼこ

紅葉や昔乙女の有馬の湯

凍てし朝メタセコイアに日のさして

雑踏の祇園抜け来る朮の火

参道に縞の木漏日冬木立

渡部 良子

千味 幸太郎

森永 順子
      
高橋 武司

鈴木 芳江

熊谷 良子

鳥居 とく

猪越 紀子

沖田 顫童 

伊勢 史郎

長束 瑠美子

倉島 恒子

堀江 康子

今村 たかし


暦が残り一枚となりました。月日の流れを速く感じます。俳句に出会い、四季を意識するようになりました。俳句を作る喜びや楽しさを感じながらも、難しさに日々悩まされております。今年は身近で亡くなる方がいて、「人間が死ぬ」という当たり前のことを知ることになり、「生かされている」ことに感謝し、日々を大切に楽しみながら生きていこうと思います。「腰低き一遍像に実南天(国岡博子)」(敏子)