かるがも俳句会 平成29年3月16日(木)、石神井公園区民交流センター
- 最上路はまだ雪の中茂吉の忌
- 高橋 武司
- 早春の山に抱かるる和紙の里
- 熊谷 良子
- 吊橋の中ほどに来て春の風
- 杉本 康子
- 六度目の春巡り来てなほ仮設
- 渡部 良子
- 卒園児大きく返事桃の花
- 宮田 敏子
- 春一番街路樹さわぎ月おどる
- 伊賀 篤志
- 枝渡る小鳥の影の春障子
- 柴田 ミチ子
- 住み慣れし此処もふる里梅の花
- 馬場 美智子
- 枕辺の本とラジオや春燈
- 野々村 桂
- 夕闇を押しのけて咲く紫木蓮
- 猪越 紀子
- 春光や大鷹鳴いて巣作りす
- 倉島 恒子
- 春一番空も鉄路もままならず
- 鳥居 とく
- 菜の花と司馬遼太郎歴史旅
- 長束 瑠美子
- 一勢に空見ゆ蕾白木蓮
- 鈴木 芳江
- 花しどみ妣の声かと振り返り
- 堀江 康子
- あるがまま生きるは難し四温晴
- 国岡 博子
- 軽鴨とわれの棲む星水温む
- 今村 たかし
三月五日に岩槻市の「まちかど雛めぐり」という催しに行った。三日もすぎ人形店の店先は早くも五月人形に入っていたが、その中で何軒かの店に昔からのひな人形が何体も飾られていて、古いのは享保雛から新しいのは金髪の内裏様までありびっくりした。又愛宕神社には階段一段ごとに人形がびっしり飾られて多くの人々が感心をして写真を撮っていた。駅前に戻ると子供等の扮装する可愛いおひな様パレードなどもみられ楽しい一日をすごすことができた。埼玉は雛人形の生産日本一とのこと、他の地域の雛祭り巡りも往きたいと思った。(K.良子)