26 3月

2018年3月例会より

かるがも俳句会 平成30年3月15日(木)、石神井公園区民交流センター


木造の校舎に染みる卒業歌

ねぎらひの義母のひと言水温む

春愁に似たり漢の一人酒

卒園や母の涙と子の笑顔

「もういいかい」ゑんどうの花今開く

うごめきて石間をいでず蝌蚪の群

風光る小兵力士ののぼり旗

父母の遺影明るき春障子

葱坊主畝一列に路の端

工芸館の棟方版画春うらら

まんさくの花のほころび風あそぶ
    
捻くれる男の顔やピカソの忌

山笑ふ高野に集ふエトランゼ

ひつそりと春の川越山屋かな

春の野や一品多くおかず詰め

乱れなき庭の箒目利休の忌
       
啓蟄の幼の宝だんご虫

馬場 美智子

宮田 敏子

高橋 武司

猪越 紀子

渡部 良子

熊谷 良子

森永 順子

千味 幸太郎

鳥居 とく

倉島 恒子

鈴木 芳江
    
伊勢 史郎

伊賀 篤志

丸田 勝弘

山田 てる子

堀江 康子

今村 たかし


今冬は本当に寒い日が続きました。久しぶりの雪かきに普段の運動不足がたたり、しばらく筋肉痛になりました。近頃はようやく春の香りがし、出掛ける時も軽やかになってきました。俳句をはじめて早一年ですが、やればやるほど奥深さを知り、言葉の大切さや表現のむつかしさに頭を悩ます毎日です。短い言葉で伝える力、相手を思いやる気持ちも必要です。日本には多くの美しい言葉があります。春の訪れとともに、これからも日々精進していきたいと思います。(輝子)