26 6月

2018年6月例会より

かるがも俳句会 平成30年6月21日(木)、石神井公園区民交流センター


百点を金魚に見せる一年生

結ひ上げしうなじに夏の来たりけり

品書は女将の手書夏料理

五月雨や一人だけなる始発バス

朝焼やガンジス川に放れ牛

父の日の人声多き墓苑かな

八幡宮宮司も巫女も衣更

千住の灯夜店の奥に芭蕉の碑

緑陰の一人鉄棒鳩鳴けり

朝まだきぎよつと目のあふ蟇

かぶと虫桜の根本に戻しやり

雨降れば蝦蟇の親子が姿見せ

旱魃のアフガンに立つ医師ありて

夕暮れの筍背負ひし笑顔の子

若者の石見神楽や夏の夜

故郷はいまも単線青芒

思ひ出の薄れてゆきぬ更衣

家族みな出払つてゐる夏至夕べ

千味 幸太郎

鈴木 芳江

高橋 武司

馬場 美智子

猪越 紀子

森永 順子

伊賀 篤志

沖田 顫童

野々村 桂

熊谷 良子

鳥居 とく

長束 瑠美子

渡部 良子

山田 輝子

倉島 恒子

宮田 敏子

堀江 康子

今村 たかし


初寄稿にも関わらず長文になる事を御了承頂きたい。いつも利用しているネットの俳句掲示板がある。そこは常に厳しい意見が飛び交うがネットにありがちな他人の人格を否定するような発言等はない。そこに集まる人達は本当に俳句が好きで向上心が高いからだと思う。ところでねんりんぴっく俳句交流大会という全国俳句大会がある。その大会は事前投句部門に上位入選すると表彰式の招待状が送られてくる。選者が十人もいるのだが朝日新聞の俳壇方式いわゆる供選であり世代別の部門になっている。だから掲示板に集うメンバーの実力なら上位入選は難しくない。そこでこの大会に応募して表彰式で合おうと声掛けをしたのだが賛同してくれる仲間が現れ始めた。実際に会えるかはまず上位入選しなければわからない。いつも切磋琢磨しあっている仲間もライバルになる。上位入選しても日々の都合で表彰式に出席できない人もいるかもしれない。しかし、まだ見ぬ「句友」達は自信に溢れ11月の富山で会えると思っているようだ。果報を寝て待ちたい。(史朗)