かるがも俳句会 2019年7月25日(木)、石神井公園区民交流センター
- 写経して乱るる文字の溽暑かな
- 水村 洋子
- 流されてなほ逆らひて水馬
- 熊谷 良子
- 雨、雨、雨、今日も雨だね蟇
- 長束 瑠美子
- 夏風邪の床に句吟の暇かな
- 猪越 紀子
- 欠伸してため息ついてソーダ水
- 森永 順子
- 八ヶ岳麓の岩にひかり苔
- 鳥居 とく
- 救急のサイレン止まぬ羽蟻の夜
- 千味 幸太郎
- 黒大蟻句作す我に登りて来
- 倉島 恒子
- ベランダのゴーヤ今宵はチャンプルー
- 渡部 良子
- 一周忌墨の香りの盆提灯
- 宮田 敏子
- 夫遠し父母なほ遠し星迎
- 堀江 康子
- 楸邨の墓に夏痩集ひをり
- 今村 たかし
「歎異抄をひらく」というアニメ映画を見に行きました。親鸞の話を田舎の小さな村で聞き、幼な友達と一緒に親鸞の所へ勉強に通っていた唯円(後に師から頂いた名)は熱心に勉強する。京に帰られた親鸞のもとに行き、修行を積みながら京の町の人々の生活の様子を見る。師の話される「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや。」阿弥陀様は皆を救う為にいらっしゃる。人間の煩悩は死ぬまでなくなることはない。(来月へ続く、瑠美子)