かるがも俳句会 2021年1月21日(木)、石神井庁舎
- 小春日やなに不足なき淋しさよ
- 安藤 よしたか
- のどぐろの薄き刺身や雪女郎
- 井筒 亨
- 福寿草咲くよかならず明日の朝
- 原口 久恵
- 大中小土間に雪沓乾きをり
- 水村 洋子
- 妻の愚痴トロリと混ざる冬至粥
- 千味 幸太郎
- 蒼穹に命さらすや冬木立
- 猪越 紀子
- 針箱のボタン探して初仕事
- 鳥居 とく
- 紅白の梅残されしさら地かな
- 長束 瑠美子
- 口角を上げて向かふや初鏡
- 渡部 良子
- 目瞑れば寝間に入りくる除夜の鐘
- 熊谷 良子
- 子育ての終りが見えて受験の子
- 野々村 桂
- 春立つや試飲の蔵の華やげり
- 宮田 敏子
- 一病を持ちて安泰七日粥
- 堀江 康子
- 道場の気合窓より寒北斗
- 今村 たかし
1月20日にトランプ元大統領に代わりバイデン大統領が誕生し、最優先課題に新型コロナ国家戦略を発表した。一方、菅総理大臣は2月7日までの緊急事態措置を宣言したものの、その先の見通しがまだ不透明である。俳句では大会など多人数での句会は相変わらず中止となっているが、当句会では3密を避け、窓を開け、早めに終了することで例会を継続している。例年であれば新年会を開催する所であるが、今年はお菓子とお年玉をお渡しすることで代わりとした。会計と監査担当が交代した。渡部さん2年間有難うございました。長束さんと鳥居さん今後2年間よろしくお願いします。(たかし)