かるがも俳句会 2023年6月15日(木)、石神井庁舎
- 睡蓮に心現して家路かな
- 多田 克己
- 千年の銀杏青葉の守り人
- 中村 麻子
- 紫陽花や昼飲み出来る路地の奥
- 早川 厚
- 風薫る最南端の地平線
- 外山 正枝
- ハレの日は穴子たっぷりちらしずし
- 井筒 亨
- 江戸っ子の野暮は纏はぬ白絣
- 水村 洋子
- 十薬や夜の車両の軋む音
- 千味 幸太郎
- ハンカチを握りて語る孫の恋
- 猪越 紀子
- 絵手紙を傘寿の姉に梅雨に入る
- 鳥居 とく
- 学び舎の窓より声や枇杷たわわ
- 長束 瑠美子
- どくだみ干す八重も五弁もとりまぜて
- 渡部 良子
- 梅雨の戸を開け放してや純喫茶
- 野々村 桂
- 冷酒の五臓六腑に太宰の忌
- 堀江 康子
- 昼を打つ柱時計や夏座敷
- 今村 たかし
(次回例会は7月20日、石神井庁舎5階第3会議室です)