かるがも俳句会 2023年9月21日(木)、石神井庁舎
- 手をぎゅっと握り待つ子や草の花
- 中村 麻子
- 尺玉に貼られし願ひ打ち上る
- 早川 厚
- やっとこさ秋の気配を感じをり
- 外山 正枝
- 鰯雲知らぬ間に知らぬ町
- 原口 久恵
- 星とんで大佐渡闇を厚くせり
- 井筒 亨
- 初秋や峰より落つる朝の風
- 水村 洋子
- 工場の夜の灯りや蚯蚓鳴く
- 千味 幸太郎
- それぞれの来し方を背に秋遍路
- 猪越 紀子
- 神宮の森伐るなむと秋惜しむ
- 鳥居 とく
- 秋の夜や小さんの声がラジオから
- 長束 瑠美子
- ゆきあひの空にほぐるる羊雲
- 渡部 良子
- 金風の吹き渡りけり阿弥陀堂
- 熊谷 良子
- スカートの褪せし花柄夏惜しむ
- 野々村 桂
- 信濃路は盗人萩と道祖神
- 堀江 康子
- 「若いね」と言はれ八十路の敬老日
- 今村 たかし
(次回例会は10月19日、石神井庁舎5階第3会議室です)