かるがも俳句会 2024年12月19日(木)、石神井庁舎
- 前菜のパセリと鰤やパリの宵
- 照田 宥子
- お正月みな健啖家笑ひあふ
- 生尾 玲子
- 「これあげる」両手いつぱい銀杏の葉
- 千 よろず
- 吊し柿粉を吹くまで待てませぬ
- 多田 克己
- 染み染みの残りおでんにコツプ酒
- 外山 正枝
- 満堂の空気切り裂きニ胡愁思
- 井筒 亨
- 胎内で聞きし記憶や鰤おこし
- 猪越 紀子
- 日記買ふ三年日記十年に
- 鳥居 とく
- 冬眠のカエル落葉の毛布掛け
- 長束 瑠美子
- 大声も御祝儀のうち熊手市
- 渡部 良子
- 冬枯の野を越え来たり貨車の音
- 熊谷 良子
- 目が合つたやうに雲間の冬の星
- 野々村 桂
- 静かさのいやます豆腐の煮える音
- 堀江 康子
- おゝ今日は討入り蕎麦に寒卵
- 今村 たかし
(次回は2025年1月23日(木)、2月20日(木)、いづれも石神井庁舎5階です)