例会

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2024年7月例会より

かるがも俳句会 2024年7月11日(木)、石神井庁舎背の高さ競ふ学帽キンセンカ  千 よろず スマホ押す白き指先薄暑かな  多田 克己 涼しさを売る商ひの熱きこと  外山 正枝 一日の句点食後の水羊羹  井筒 亨 万緑や古き茶店の緋毛氈 ...
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2024年6月例会より

2024年6月20日(木)、石神井庁舎梅雨空や硝子に指紋浮き上がる  中村 麻子 菜園に鳥よけ光る夏日かな  外山 正枝 日々を濃く老い大切に濃紫陽花  井筒 亨 新樹光若き庭師のピアスかな  千味 幸太郎 叔父急に二枚目になる岩魚釣り  ...
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2024年5月例会より

2024年5月23日(木)、石神井庁舎青嵐見上げる窓のメヌエット  千 よろず 一時の憂も晴れゆく春のバラ  多田 克己 園児らの手で色付けを五月鯉  中村 麻子 連休は一人の朝餉目刺やく  外山 正枝 考の年越して健やか冷奴  千味 幸太...
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2024年4月例会より

2024年4月18日(木)、石神井庁舎あさぼらけ亡き妻偲ぶ黄水仙  多田 克己 しゃぼん玉子の引越に出番なし  中村 麻子 子午線を訪ね明石へ桜鯛  井筒 亨 金継ぎの茶碗艶めく春灯下  千味 幸太郎 春眠や夢も現も紙一重  猪越 紀子 街...
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2024年3月例会より

2024年3月21日(木)、石神井庁舎 跳び跳ねて協奏曲のランドセル  千 よろず 梅の香にほろ酔ひ顔の石仏  多田 克己 弟生まれ兄のはにかみ花ミモザ  中村 麻子 部屋いつぱい笑顔華やぐ内裏雛  外山 正枝 涅槃とは伽はづしたる夢見かな...
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2024年2月例会より

2024年2月15日(木)、石神井庁舎 雪だるま溶けていや増す笑顔かな  千 よろず 雪降りて夜の静寂の深さかな  多田 克己 厳めしき大伯母いつも火鉢前  中村 麻子 雪ん子と園児がはしゃぐ雪遊  外山 正枝 多すぎてながめるばかり年の豆...
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2024年1月例会より

2024年1月18日(木)、石神井庁舎 元日の地震「する人生」と「ある人生」 千 よろず 松籟を袂に入れて初詣 多田 克己 冬の月鐘楼までの列長く 中村 麻子 老いてなほ晴れ着まとうて初参 外山 正枝 初鏡二重うつしか亡妻の貌 井筒 亨 冬...
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2023年12月例会より

2023年12月21日(木)、石神井庁舎 子のボール父のミットの冴ゆる朝  千 よろず 桐一葉硝煙止まぬ水の星  多田 克己 冬空にバルーン一つまた一つ  中村 麻子 編み直し結び目ころん冬帽子  外山 正枝 逃げる柚子ひきよせあそぶ柚子湯...
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2023年11月例会より

2023年11月23日(木)、石神井庁舎沈む日とのたり闢きゆく菊と  千 よろず 里山の夕日に燃える紅葉かな  多田 克己 しゃんしゃんと社運をかけて大熊出  外山 正枝 朝露を踏んでリハビリ歩行かな  井筒 亨 ものにみな影の沿い来る冬は...
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2023年10月例会より

2023年10月19日(木)、石神井庁舎 着信音夜風に白き一重草 千 よろず 友来たるまずは一献菊なます 多田 克己 うろこ雲ゆらゆらの歯でしゃべる母 中村 麻子 再会の締めは手塩の秋鰹 早川 厚 ねこじゃらし猫ねむさうに細目あけ 外山 正...