夏(5月6月7月)

例会

2025年7月例会より

2025年7月31日(木)、石神井庁舎土用波少年ひとつ歳をとり  粟津 誠郎 金魚つりいいとこ無しの初デート  外山 正枝 蟬の止む一瞬静止する地球  渡部 良子 まろびねの頬にあとあり籠枕  熊谷 良子 父なくて母の畳の大昼寝  野々村 ...
例会

2025年6月例会より

2025年6月26日(木)、石神井庁舎青葡萄祖父が暮らせし山の家  粟津 誠郎 あしの中かもかたまりてボート池  生尾 玲子 六月の花嫁みたり厳島  外山 正枝 平和てふ言葉忘るや茗荷の子  渡部 良子 祭笛吹きしをとこの幼顔  熊谷 良子...
例会

2025年5月例会より

2025年5月15日(木)石神井庁舎夏酒につまみは要らぬ江戸切子  粟津 誠郎 摩周湖の青きをながめ栗鼠が木に  生尾 玲子 ちよい飲みのつまみは土佐の初鰹  外山 正枝 トランプのネクタイいつしかくちなわに  渡部 良子 たんぽぽの絮ふく...
例会

2024年7月例会より

かるがも俳句会 2024年7月11日(木)、石神井庁舎背の高さ競ふ学帽キンセンカ  千 よろず スマホ押す白き指先薄暑かな  多田 克己 大西日バス喘ぎゆく団子坂  早川 厚 涼しさを売る商ひの熱きこと  外山 正枝 一日の句点食後の水羊羹...
例会

2024年6月例会より

2024年6月20日(木)、石神井庁舎梅雨空や硝子に指紋浮き上がる  中村 麻子 菜園に鳥よけ光る夏日かな  外山 正枝 日々を濃く老い大切に濃紫陽花  井筒 亨 新樹光若き庭師のピアスかな  千味 幸太郎 叔父急に二枚目になる岩魚釣り  ...
例会

2024年5月例会より

2024年5月23日(木)、石神井庁舎青嵐見上げる窓のメヌエット  千 よろず 一時の憂も晴れゆく春のバラ  多田 克己 園児らの手で色付けを五月鯉  中村 麻子 連休は一人の朝餉目刺やく  外山 正枝 考の年越して健やか冷奴  千味 幸太...
例会

2023年7月例会より

かるがも俳句会 2023年7月20日(木)、石神井庁舎 熱帯夜数へるほどの星もなく多田 克己ざわめきはどよめきとなり揚花火中村 麻子七夕の出会ひのあとのその長さ早川 厚一陣の風とくぐりし茅の輪かな外山 正枝打水に新しき風通り行く原口 久恵夏...
例会

2023年6月例会より

かるがも俳句会 2023年6月15日(木)、石神井庁舎 睡蓮に心現して家路かな多田 克己千年の銀杏青葉の守り人中村 麻子紫陽花や昼飲み出来る路地の奥早川 厚風薫る最南端の地平線外山 正枝ハレの日は穴子たっぷりちらしずし井筒 亨江戸っ子の野暮...
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2023年5月例会より

かるがも俳句会 2023年5月25日(木)、石神井庁舎 亡き妻を忍ぶや庭のクレマチス 多田 克己 手毬花手押し車で髪切りに 中村 麻子 葉桜や女三人ボート漕ぐ 早川 厚 流れこむ水さやさやと青田風 外山 正枝 薔薇園の高き香りや些事忘る 原...
例会

2022年7月例会より

かるがも俳句会 2022年7月21日(木)、石神井庁舎 ざりがには雨を味方に威嚇する 中村 麻子 緑陰に見物も居てへぼ将棋 早川 厚 浴衣着て後れ毛なほす十五才 外山 正枝 夜濯や夕星あげし西の空 井筒 亨 夕立や相合傘で駆け抜けり 水村 ...