かるがも俳句会 2023年3月16日(木)、石神井庁舎
- 三宝寺甍に四温の陽が跳ねる
- 多田 克己
- 大の字に背伸びのベンチ木の芽風
- 早川 厚
- 糠床の野菜ささやく春だ春
- 外山 正枝
- 春の雪逢いて解けゆくわだかまり
- 原口 久恵
- 鷽替や亀戸天神絵馬の束
- 井筒 亨
- 六体の地蔵紫雲英の首飾り
- 水村 洋子
- おでこから駆け出す園児春の風
- 千味 幸太郎
- 子ら巣立ち仔犬飼ひたり名は翔平
- 猪越 紀子
- 古刹よく掃かれてをりし竹の秋
- 鳥居 とく
- 春風に花びら誘ふ狩野川
- 長束 瑠美子
- 両岸の開花に差あり桜川
- 渡部 良子
- 筑波嶺を一望にして花菜摘む
- 熊谷 良子
- 子はすでに一人の大人柳絮とぶ
- 野々村 桂
- 装束を解きて一息遍路宿
- 堀江 康子
- シャツ1枚干して春日のサンルーム
- 今村 たかし
(次回例会は4月27日、石神井庁舎5階第3会議室です)