かるがも俳句会 2023年7月20日(木)、石神井庁舎
- 熱帯夜数へるほどの星もなく
- 多田 克己
- ざわめきはどよめきとなり揚花火
- 中村 麻子
- 七夕の出会ひのあとのその長さ
- 早川 厚
- 一陣の風とくぐりし茅の輪かな
- 外山 正枝
- 打水に新しき風通り行く
- 原口 久恵
- 夏帽子ふって到着合図とす
- 井筒 亨
- 大の字の子ら夢の中夏座敷
- 水村 洋子
- 心身を晒して歩む炎暑かな
- 千味 幸太郎
- 蒼き灯や百物語あと一話
- 猪越 紀子
- 山の宿千の虫舞ふ誘蛾灯
- 鳥居 とく
- 雨蛙待って待ってよ追ひつけず
- 長束 瑠美子
- 雨落ちて波紋繋がる蓮の池
- 渡部 良子
- 恐竜のおほき風船夏祭
- 熊谷 良子
- 梔子や陰口すでに表まで
- 野々村 桂
- さるすべりひらがなばかりのまごのふみ
- 堀江 康子
- そこはかと開く吐息の水中花
- 今村 たかし
(次回例会は8月17日、石神井庁舎5階第3会議室です)