夏(5月6月7月)

例会

2023年7月例会より

かるがも俳句会 2023年7月20日(木)、石神井庁舎 熱帯夜数へるほどの星もなく多田 克己ざわめきはどよめきとなり揚花火中村 麻子七夕の出会ひのあとのその長さ早川 厚一陣の風とくぐりし茅の輪かな外山 正枝打水に新しき風通り行く原口 久恵夏...
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2023年6月例会より

かるがも俳句会 2023年6月15日(木)、石神井庁舎 睡蓮に心現して家路かな多田 克己千年の銀杏青葉の守り人中村 麻子紫陽花や昼飲み出来る路地の奥早川 厚風薫る最南端の地平線外山 正枝ハレの日は穴子たっぷりちらしずし井筒 亨江戸っ子の野暮...
例会

2023年5月例会より

かるがも俳句会 2023年5月25日(木)、石神井庁舎 亡き妻を忍ぶや庭のクレマチス 多田 克己 手毬花手押し車で髪切りに 中村 麻子 葉桜や女三人ボート漕ぐ 早川 厚 流れこむ水さやさやと青田風 外山 正枝 薔薇園の高き香りや些事忘る 原...
例会

2022年7月例会より

かるがも俳句会 2022年7月21日(木)、石神井庁舎 ざりがには雨を味方に威嚇する 中村 麻子 緑陰に見物も居てへぼ将棋 早川 厚 浴衣着て後れ毛なほす十五才 外山 正枝 夜濯や夕星あげし西の空 井筒 亨 夕立や相合傘で駆け抜けり 水村 ...
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2022年6月例会より

かるがも俳句会 2022年6月16日(木)、石神井庁舎 移り気と言ふ花言葉手毬花 早川 厚 信濃路の回向柱や夏の空 外山 正枝 サンドレス身体に合はせ旅心地 原口 久恵 西日射す畳も恋も褪せにけり 水村 洋子 茅の輪くぐり過去の自分と訣別す...
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2022年5月例会より

かるがも俳句会 2022年5月26日(木)、石神井庁舎 朝露の葎の中の小宇宙 早川 厚 山登り妻に差し出す無骨な手 外山 正枝 初蝶の去るは和音を奏でつつ 井筒 亨 半夏生普通に生くること難し 原口 久恵 路地裏に撒いて日向の水匂ふ 水村 ...
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2021年7月例会より

かるがも俳句会 2021年7月15日(木)、石神井庁舎 相手亡きひとり飲む酒釣忍 外山 正枝 黒南風や孤独死をきく理髪店 井筒 亨 酒飲むもなほもてあます熱帯夜 原口 久恵 古民家の土間に積みある梅むしろ 水村 洋子 語らひもやがて寝息に夜...
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2021年6月例会より

かるがも俳句会 2021年6月17日(木)、石神井庁舎 やっとさあリズムリズムの腰団扇 外山 正枝 蚕豆の一列縦隊喇叭吹け 井筒 亨 神官の袴より濃し花菖蒲 原口 久恵 自転車を止めて姦し立葵 水村 洋子 角砂糖めく石段に蟻の道 千味 幸太...
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2021年5月例会より

かるがも俳句会 2021年5月27日(木)、石神井庁舎 ままごとの飯もおかずも桐の花 外山 正枝 ネモフィラの青のとけゆく夏の海 井筒 亨 新緑や身のうちに聴く風の音 原口 久恵 浜小屋の海胆割く女の指太し 水村 洋子 遮断機のゆるゆる上る...
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2020年7月例会より

かるがも俳句会 2020年7月16日(木)、石神井庁舎 くちなしの香の広ごれり小糠雨 青木 利子 八年のひとり居なるやサクランボ 元田 咲子 羅や祖母の名前はユキとタキ 井筒 亨 涼しさや口中溶くるチョコミント 原口 久恵 妻も子も孫も健や...