2015年2月例会より

例会

かるがも俳句会 平成27年2月19日(木)、石神井庁舎会議室




  • 薄氷を踏む子覗く子通学路
  • 宮田 敏子
  • 掛け替へし軸の菩薩や黄水仙
  • 馬場 美智子
  • ペンだこを自慢する子や合格す
  • 飛田 由子
  • 掘り起す畑の匂や春近し
  • 熊谷 良子
  • 炊立ての飯に黄身溶く寒卵
  • 柴田 ミチ子
  • 雪晴れの富士塚よりの富士望む
  • 鈴木 芳江
  • 白梅の名のみの風に開きをり
  • 渡部 良子
  • 糟糠の妻には勝てず温め酒
  • 高橋 武司
  • 雑巾をしぼり古刹の冴え返る
  • 多田 克己
  • 撫牛のひざのてかりや四温晴
  • 堀江 康子
  • 雪安居雲蝶彩色仁王かな
  • 国岡 博子
  • 日うららけふより後期高齢者
  • 今村 たかし



今年も受験シーズン真っ只中だ。私は、また我が子について詠んでしまう。 その瞬間を切り取るように、素直に感じたままに…。今までの句を読み返す と、まるで娘・息子の成長記録の様で楽しい。また、景を詠むことにも 挑戦中だが、苦戦中だ。しかし、諦めずに子供達に負けないよう、年は とっても私も成長していきたいと思っている。(由子)