2015年1月例会より

例会

かるがも俳句会 平成27年1月15日(木)、石神井庁舎会議室




  • 妻の留守鍋焼きうどんに酒二合
  • 高橋 武司
  • 東京の静けさ知るや初御空
  • 森永 順子
  • 行くあても無き薄化粧初鏡
  • 宮田 敏子
  • おはじきの飛び散りしごと星冴ゆる
  • 野々村 桂
  • 一升餅にいつちやん出番冬うらら
  • 原田 寿恵
  • ふつふつと土鍋の緑七日粥
  • 柴田 ミチ子
  • 朱をのせて俳画の羊年賀状
  • 鈴木 芳江
  • やんちや子の眼鏡の曇る雑煮餅
  • 飛田 由子
  • 初暦歴史の針が回り出す
  • 渡部 良子
  • 初春の犬に羊の帽子かな
  • 杉本 康子
  • 蒼穹に版画のごとく枯木立
  • 熊谷 良子
  • 着水し鴨のそのまま流れけり
  • 馬場 美智子
  • 喰積を囲みたわいのない話
  • 堀江 康子
  • 吊るされて鮟鱇の目の照れ笑ひ
  • 国岡 博子
  • 深谷葱ころがし俎板はじめかな
  • 今村 たかし



今、猫祭りに関わっている。「ねこフェスin石神井公園2015」を2月6日~18日まで 石神井公園商店街振興組合主催で実施することになり、私も実行委員として参加している。東京ではあちこちで猫祭をやっているとの事であるが、特に有名なのは谷中である。そこで、 吾輩は猫とぞばかりに、いそいそと谷中銀座へ行って見た。よくテレビや映画に出てくる「夕焼け だんだん」の商店街は極めて庶民的である。階段を降りる所にお婆さんが腰掛けていて、「この 猫毎日くるんだよ!」と言っている。そこで私は写真をパチリ。それぞれの店にも 猫グッズが置いてある。木彫りの猫もパチリ。置物の猫もパチリ。極めつけは「ねこのしっぽ」 というドーナツ。家族の土産に買ってしまった。これもパチリ。これらの写真はすべてねこフェスに 展示しよ~と。「黒猫の眼が畑におる三日かな(村上鬼城)」(たかし)