かるがも俳句会 2021年11月18日(木)、石神井庁舎
- 憂き事も笑顔に変へて柿実る
- 杉本 康子
- 結願の兜太の町に銀杏降る
- 早川 厚
- 人ごみにおかめ微笑む熊手かな
- 外山 正枝
- 浮御堂湖光りゐる夜寒かな
- 井筒 亨
- 木枯に煮えきらぬ背を押されたり
- 原田 久恵
- 知人より届きし塩と今年酒
- 水村 洋子
- まどろみの猫の欠伸や小六月
- 千味 幸太郎
- 児等去りて石蕗の花葉の皿に
- 鳥居 とく
- アフガンの農民今日もレモン採る
- 渡部 良子
- 石蹴りの白墨のあと暮早し
- 熊谷 良子
- のら猫の会話あるなし野紺菊
- 野々村 桂
- 雨宿りする程もなき初時雨
- 堀江 康子
- 機関車に昭和の匂ひ草紅葉
- 今村 たかし
ふと思いつき清瀬の日枝神社と水天宮に出かけました。日枝神社と水天宮の二社が並んでいて、それぞれの社殿と鳥居の形が違い、又ご祭神もご縁起もそれぞれ違います。私が心を惹かれたのは水天宮のご祭神の安徳天皇です。「第八十一代安徳天皇は源平の戦いでわずか8歳で海中に沈みました。若くして犠牲になられた安徳天皇は、子供の神様として安産や子育、長生きの神様、又水難除けの神様として広く信仰されています」と言うご縁起です。いつもは静かな境内もちょうど十一月の日曜日で七五三の家族でいっぱいでした。子供達は晴れ着にも関わらず喜々として走り回っていました。(K.良子)