かるがも俳句会 2021年8月19日(木)、石神井庁舎
- もぎ忘れビックサイズの胡瓜もみ
- 外山 正枝
- 穴まどひ十三日の金曜日
- 安藤 よしたか
- 百物語はねし舞台の闇の淵
- 井筒 亨
- 鰯雲自分探しの旅したし
- 原口 久恵
- 校庭の白線隠す猫じゃらし
- 水村 洋子
- 澄む水に沈みて赤き実の二つ
- 千味 幸太郎
- 不機嫌な人に寄り来る黒揚羽
- 猪越 紀子
- 一本の鉄砲百合になだれ咲く
- 鳥居 とく
- ピッタリと廊下に腹ばい夏の猫
- 長束 瑠美子
- モルダウのやうに流れよ夏の川
- 渡部 良子
- 手を繋ぐ母子の家路大夕焼
- 野々村 桂
- ちやが馬に目を入れてやる送り盆
- 今村 たかし
かるがも俳句会に入会して早9ヶ月です。物の見方や気づき方など、17音の短い言葉で伝える難しさを身に染みて感じております。今はオリンピックの真っ最中です。努力を積み重ね、持てる力を出し切る姿に感銘を受けつつ、選手のこぼれ話もまた楽しみに聞いております。日々平和に生活できることに感謝し、俳句を作って脳を刺激し、健康に過ごしていきたいと思っております。(正枝)