かるがも俳句会 ２０２３年５月２５日（木）、石神井庁舎
- 亡き妻を忍ぶや庭のクレマチス
- 多田 克己
- 手毬花手押し車で髪切りに
- 中村 麻子
- 葉桜や女三人ボート漕ぐ
- 早川 厚
- 流れこむ水さやさやと青田風
- 外山 正枝
- 薔薇園の高き香りや些事忘る
- 原口 久恵
- 雨蛙驟雨に声をのせにけり
- 井筒 亨
- 竹の子の渋き色持て生まれ来し
- 水村 洋子
- 山の端に雨の気配や立葵
- 千味 幸太郎
- ひもとける野の花本のきららかな
- 鳥居 とく
- ドクダミの白暖かし朝の白湯
- 長束 瑠美子
- 歩くたび素足よろこぶ畳かな
- 渡部 良子
- 藤棚のベンチに恋の始まりぬ
- 熊谷 良子
- 葉ばかりの苺や母の土いぢり
- 野々村 桂
- 空豆の青きをつまむ丹塗り箸
- 堀江 康子
- 夏祭身を反る枹の大太鼓
- 今村 たかし
（次回例会は6月15日、石神井庁舎5階第1会議室です）
