かるがも俳句会 2021年4月15日(木)、石神井庁舎
- 春キャベツマヨ片手にシャキシャキと
- 外山 正枝
- 桜蕊降るリハビリの帰りかな
- 井筒 亨
- 山うどの白さ今様イタリアン
- 原口 久恵
- 土筆伸ぶ荒川土手の通学路
- 水村 洋子
- かがり火の光返して散る桜
- 千味 幸太郎
- 玉露の香変らぬ叔母の春火鉢
- 猪越 紀子
- 裏山に筍掘りの声のあり
- 鳥居 とく
- 白椿コトンと落ちて知らぬ顔
- 長束 瑠美子
- つぎつぎと鶯鳴きて去りがたし
- 熊谷 良子
- 一時に咲ける牡丹を惜しみけり
- 宮田 敏子
- 一陣の風に膨らむ花筏
- 堀江 康子
- 清音も濁音もあり春の雨
- 今村 たかし
私のお花見の思い出といえば、大阪「造幣局の通り抜け」である。紅い、ポッテリした八重桜で、全長560mの狭い一方通行の道である。肩が触れ合う位に混み合っていて、立ち止まってゆっくり花を眺めるという風情ではない。それでも、お祭り好きの大阪人はどっと繰り出し、桜のトンネルを楽しんでいる昨年はコロナ禍で中止。今年は申込制となったが、もう締め切られたそうだ。どんな時でも自然は変わらぬ美しい姿を見せてくれることだろう。(久恵)