かるがも俳句会 2022年4月21日(木)、石神井庁舎
- 入学児正装のまま砂遊び
- 早川 厚
- 目がギョロリ空でみえ切る鯉のぼり
- 外山 正枝
- 両手あげぐっと呼吸や花万朶
- 井筒 亨
- 甘藍を丸ごと蒸して農家めし
- 原口 久恵
- 干竿は尺取虫のスカイウエイ
- 水村 洋子
- 桜鯛焼かれて膳で無念の眼
- 猪越 紀子
- 運針の妻のまどろむ春の昼
- 千味 幸太郎
- 桜蕊降るグランドの父兄席
- 鳥居 とく
- 麗かや猫の昼寝と伏せし本
- 長束 瑠美子
- 藤房や明日のわからぬこの世界
- 渡部 良子
- ふらここや幼き妹は母の膝
- 熊谷 良子
- 主なき厨の鍋や花は葉に
- 野々村 桂
- 一列に参道登る遍路笠
- 堀江 康子
- 魚屋の大き俎板春の蠅
- 今村 たかし
(次回例会は5月26日、石神井庁舎5階第3会議室です)
入会してから3度目の当番です。かるがも句会が発足してからもうすぐ20周年目になりますが、私はいつになってもうろうろしています。既に桜前線は北の地へ移りましたが、石神井公園の満開の時期に一人で見るのはもったいない限りの出会いでした。公園を一巡りして行った時「自称庭師のおじさん」が公園の清掃していました。砂遊び場、ラジオ体操、太極拳の集い等々当たり前のように利用していましたが、ご近所の方々に支えられ守られているお陰様だったことに気付きました。おじさんにお礼を申しあげ、久しぶりに美味しい空をお腹一杯に吸い込んだ気持ちの良い朝の散歩でした。先生には長きに渡りご指導いただいておりますことに心よりお礼申し上げます。「三椏の花三三九三三九 稲畑汀子」(とく)