かるがも俳句会 平成30年4月19日(木)、石神井公園区民交流センター
- 御仏は素足で在はす花見堂
- 鳥居 とく
- 突然に校歌とび出す花の宴
- 千味 幸太郎
- 病む母に我家は遠しさくら咲く
- 宮田 敏子
- 校舎より漏るるコーラス風光る
- 馬場 美智子
- ランドセル服もおさがり入学す
- 倉島 恒子
- 土手に落ち水面におつる藪椿
- 熊谷 良子
- 畜舎越え果樹園越えて花吹雪
- 伊賀 篤志
- 優しさに触れて大和路春の旅
- 杉本 康子
- 畦道を蕨摘みつつ野のかをり
- 丸田 勝弘
- 揺れやまぬ藤簪の卒業子
- 沖田 顫童
- 見上げれば花のトンネルみあい橋
- 山田 てる子
- ひそやかに隣家訪ふ人朧月
- 猪越 紀子
- 入学や金具眩しきランドセル
- 伊勢 史郎
- 風の中ぺんぺん草の埋立地
- 野々村 桂
- 新緑の上野巨鯨に逢ひにゆく
- 渡部 良子
- 山にまだ斑残るも啄木忌
- 高橋 武司
- 春雨や宿の夕餉は地酒付き
- 長束 瑠美子
- リヤカーに園児満載囀れり
- 堀江 康子
- 鷺の舞二羽に干潟の果てしなし
- 今村 たかし
17年前、先輩から俳句への誘いを受けました。母と伯母の在宅介護中で余裕がなくお断りしました。代わりに俳句番組を見る楽しみを知り、今でも続いて楽しんでいます。かるがも俳句会に入会して、一年が過ぎました。見るのと、作るのでは大違い、、、を実感しています。感動や思いを皆さんと共有できるように17音に表現するのは大変難しく、苦戦しています。石神井公園で二つの歌う会をやっていますが、毎日公園へ行っては俳句の元を探しています。(恒子)