かるがも俳句会 2019年6月20日(木)、石神井公園区民交流センター
- 何時の日か口利きさうな金魚かな
- 千味 幸太郎
- 十和田湖の青葉に勝る水の色
- 渡部 良子
- 母の手を放さぬ男児若葉風
- 中村 あさ子
- 宵闇やここよここよと蛍の灯
- 森永 順子
- 苗代に映る山々甲斐信濃
- 長束 瑠美子
- ふる里は今山桃の熟るる時
- 倉島 恒子
- 夏山へ一歩熊笹分け入りぬ
- 熊谷 良子
- 草取女蚊いぶし下げて公園に
- 鳥居 とく
- 病む吾子へ見ゆる高さの蛍籠
- 宮田 敏子
- 老鶯の声よく通る大師堂
- 堀江 康子
- 夏座敷武士のごとくに正座せり
- 今村 たかし
この度一念発起しまして四国遍路旅に参加しました。本来の歩き旅ではなく駐車場までバスで行くのですが、お参りの作法は本格的で厳しいものです。まず山門で合掌一礼して入山、手水で手を清めます。本堂にて蝋燭一本と線香三本を灯しお札と賽銭を納め御本尊に経十三種を読みます。同じ事を大師堂にても行います。お堂までは険しい山路や石段がありますが勤行を終えて宿に向かうバスで経を読む頃には何か清々しさを覚えます。一生に一度お遍路旅をお勧めします。(康子)