かるがも俳句会 2019年1月17日(木)、石神井公園区民交流センター
- 寒風や千の地蔵の赤帽子
- 鈴木 芳江
- 寒風や丈二センチのレモンの芽
- 渡部 良子
- 解け行く記憶の束や霜柱
- 加藤 悠児
- 朝寝坊は悪妻かしら寒雀
- 長束 瑠美子
- 煩悩は埋火に似て残りをり
- 高橋 武司
- 着ぶくれて見分けのつかぬ待合せ
- 鳥居 とく
- 初夢や妻が旗振るピクニツク
- 伊賀 篤志
- 母子つく音柔らかき除夜の鐘
- 中村 あさ子
- 空席の終バス寒気運びゆく
- 千味 幸太郎
- 初競りの世間騒がす鮪かな
- 山田 てる子
- 宿題に気づき泣く子の六日かな
- 猪越 紀子
- 裸木の思ひもよらぬ枝の先
- 野々村 桂
- 着ぶくれて着ぶくれ医師と初笑
- 宮田 敏子
- 湯の旅の馳走は地酒と雪景色
- 堀江 康子
- 内股の獅子もをるなり初神楽
- 今村 たかし
一月より会計と監査担当が交代した。これにより運営体制は、代表が今村、副代表が堀江と宮田、会計が渡部それに監査が森永となった。これまで二年間会計を担当された熊谷さんお疲れさまでした。渡部さんと森永さんにはこれからの二年間よろしくお願いします。17日の11:30より「かごの屋」で新年会を開催し、12名の参加があった。その後の例会では4名が加わり、16名の初句会となった。毎月各自の一句をホームページに掲載しているが、これらも小冊子にまとめ会員に配布した。平成15(2003)年4月より始めた当句会は今年で16年目となる。切磋琢磨し今年も自分の記録となる自分の俳句を作っていきたいと考えている。(たかし)