冬(11月12月1月)

例会

2020年12月例会より

かるがも俳句会 2020年12月17日(木)、石神井庁舎 手仕事も義母にかなはぬちゃんちゃんこ 外山 正枝 冬めくや空の深さとふところと 安藤 よしたか 病棟のしじまときどき虎落笛 井筒 亨 痴話喧嘩そ知らぬふりの炬燵猫 原口 久恵 熱燗に...
例会

2020年11月例会より

かるがも俳句会 2020年11月19日(木)、石神井庁舎 口いっぱい秋をほほばる栗おこは 外山 正枝 水洟にじゃまをされつつ句集読む 安藤 よしたか 湯豆腐の湯気に隠すや恋心 原田 久恵 放課後の庭に落葉の自己主張 水村 洋子 父の墓にわが...
例会

2020年1月例会より

かるがも俳句会 2020年1月16日(木)、石神井公園区民交流センター とりあへず作り笑顔の初鏡 森永 順子 大地裂く下萌の色風強し 水村 洋子 初場所や青空を切るふれ太鼓 原口 久恵 一夜さの雨に紅たつ寒椿 千味 幸太郎 木枯や障子に光あ...
例会

2019年12月例会より

かるがも俳句会 2019年12月19日(木)、石神井公園区民交流センター 東京にだって空あり懐手 森永 順子 祖父舞いて父の横笛初神楽 水村 洋子 着ぶくれて予報はづれの天仰ぐ 原口 久恵 冬めくや薄き影置く石畳 千味 幸太郎 アフガンの冬...
吟行

2019年秋吟行会より

かるがも俳句会 2019年12月9日(月)、本立寺吟行会 枯木立古刹の天を広げたる 内田 源一郎 木守柿五つ残せし重さかな 浅井 芳江 寒空に金魚の泳ぐ屋台かな 渡部 良子 数え日の八幡宮に「巫女募集」 倉島 恒子 警官も覗く出店や年の市 ...
例会

2019年11月例会より

かるがも俳句会 2019年11月21日(木)、石神井公園区民交流センター 雪しまきじょんがら三味の本調子 水村 洋子 重ね着やうそも一枚入混ぜて 千味 幸太郎 太陽の機嫌良き色秋夕焼 森永 順子 冬立つや湯呑茶碗の手にぬくし 原口 久恵 首...
例会

2019年1月例会より

かるがも俳句会 2019年1月17日(木)、石神井公園区民交流センター 寒風や千の地蔵の赤帽子 鈴木 芳江 寒風や丈二センチのレモンの芽 渡部 良子 解け行く記憶の束や霜柱 加藤 悠児 朝寝坊は悪妻かしら寒雀 長束 瑠美子 煩悩は埋火に似て...
例会

2018年12月例会より

かるがも俳句会 平成30年12月20日(木)、石神井公園区民交流センター 肝心の事は言はずに懐手 高橋 武司 先客の猫の隣に日向ぼこ 森永 順子 口閉ざす少年の眼や寒昴 千味 幸太郎 小春日を浴びる地蔵の赤帽子 鳥居 とく 独居の心もとなく...
例会

2018年11月例会より

かるがも俳句会 平成30年11月15日(木)、石神井公園区民交流センター 引きずりて児の届けたるさつまいも 倉島 恒子 職業は主婦と書きをりきのこ飯 森永 順子 着飾つてすぐ着崩れて七五三 杉本 康子 一院に雨のそぼ降る石蕗の花 千味 幸太...
例会

2018年1月例会より

かるがも俳句会 平成30年1月18日(木)、石神井公園区民交流センター 書初や夢の一字を選ぶ筆 馬場 美智子 朝の気を肺一杯に初仕事 野々村 桂 一人子のまだ飾りおくお年玉 猪越 紀子 ほたる火にあとは任せておでん鍋 森永 順子 一輪も活け...